フォトウェディングで事前に確認しておくべき注意点まとめ

低コストで準備に時間がかからないフォトウェディング。結婚式の形態が多様化し、近年、フォトウェディングを選ぶカップルが増えています。

そんな人気のフォトウェディングですが、事前にしっかりと準備しておかないと
実は「ああすればよかった」「予算よりもかなり高額になってしまった」と後悔する
ことも・・。

一生に一度のイベントだからこそ、後悔のないフォトウェディングにしたいですよね。

そこでこの記事では、フォトウェディングを検討している方に、事前に確認しておくべき注意点をまとめました。

この記事を参考にして、何度でも見返したくなる写真を撮り、素敵なフォトウェディングにしましょう。

この記事でわかること

・プラン内容の詳細を確認し、予算内に収めるため優先順位を決める
・どんな雰囲気で撮りたいのか写真で伝える
・理想の写真を撮ってくれるカメラマンを選んで指名する
・小物やDIYを使い、オリジナリティを出す
・ヘアメイクでは希望の指示書を作る
・ロケーション撮影では天候が悪くても問題ないか確認する

フォトウェディングのプランや料金における注意点

フォトウエディングは、プラン内容や料金が幅広く多岐にわたります。
お二人の予算の範囲内で費用を抑えるためにも、事前に注意すべきポイントを押さえましょう。

プラン内容をよく確認する

プラン内容に何が含まれていて、何が含まれていないかを明確にしましょう。
さらに予算内で撮影ができるよう、追加料金がかかる項目を確認しておくことが大切です。
フォトウェディングは、撮影場所や衣装、データ数などによって料金が変わります。
スタジオによっては、土日の利用や衣装のグレードアップに追加料金がかかる場合も。

価格の安いプランに惹かれがちですが、プランの中に必要なサービスが含まれていない場合、追加料金でプラスすることになるため、どんどん金額が大きくなります。
プラン外のサービスをたくさん追加してしまい、知らない間に予算オーバーになってしまったということはよくある話です。
予算オーバーになりそうなときは、下記のような工夫をすることで、費用を抑えることができます。

  • 平日割引やオフシーズン割引の活用
  • 早期予約割引の活用
  • ロケーション撮影を避けスタジオ撮影にする
  • 衣装の数を減らす
  • アルバム購入をしない
  • 衣装や小物は持ち込みする(その際は持ち込み料の確認を行う)

満足できるフォトウェディングにするためには、お二人で話し合い、必要なものや大切なものの優先順位を事前に決めておくとスムーズです。

フォトウェディングの写真における注意点

写真の仕上がりによって、フォトウェディングが成功したか失敗したかが決まると言っても過言ではありません。美しく満足できる写真を撮るためには、いくつかの注意点があります。

理想のイメージをしっかりと伝える

フォトウエディングは、一生の思い出に残る大切な写真です。
後悔のない一枚にするためには、事前の準備が大切。
特に理想のイメージを伝えておくことが重要で、完成した写真の雰囲気に大きな差がでます。

理想のイメージがパッとでてこない場合は、InstagramなどのSNSや、ウェディングサイトにあるウェディングフォト集で情報を収集するのがおすすめです。
さまざまな写真を見ることで、撮影イメージも膨らみ、希望のイメージが決まります。

「本当はもっとカジュアルな雰囲気で撮りたかったのに、思った以上にフォーマルな雰囲気になってしまった」なんてことにならないためにも、しっかりと理想のイメージを伝えておきましょう。

どんな雰囲気がいいのか、好みのポーズや構図など、イメージの共有は、口頭よりも写真の方が伝わりやすくなります。
Instagramなどで収集したイメージ画像を複数用意し、事前にフォトスタジオに送付したり、打ち合わせに見せるようにまとめておきましょう。

事前にフォトウェディングのポーズのアイデアを集め、練習をしておく

事前にポーズのアイデアを集め、撮影時の練習をしておくことで、自然な笑顔を引き出し、お二人らしい雰囲気の写真を撮ることができます。

どんなに素敵な衣装や背景を選んでも、仕上がった写真の表情が硬かったり、不自然なポーズだったりしては「もう一度撮り直したい」と後悔してしまうかもしれません。

どんなポーズがあるのかわからないという場合は、ウエディングサイトやSNSにある「ウェディングフォトポーズ集」や「前撮りポーズ集」を参考にしましょう。
全身だけでなく、「ハグショット」「プロポーズ」「手元のズーム」など幸せいっぱいのポーズをたくさん見つけることができますよ。

撮りたいポーズが見つかったら、次は練習です。
鏡の前で確認したり、スマートフォンのセルフタイマーで撮影するのがおすすめ。
色々なポーズを試してみることで、二人の雰囲気に合ったポーズを見つけることができます。
また撮影当日もリラックスでき、より自然で温かい表情の写真を残すことができます。

ウェディングフォトが得意なカメラマンに依頼する

フォトウエディングは、カメラマンの腕一つで、写真の仕上がりに差が出ます。
ウェディングフォトの経験が豊富で、理想のイメージで撮ってくれるカメラマンに依頼しましょう。

写真スタジオやウェディング会社を利用するのはもちろん、自分で探すこともできます。
カメラマンを探す際は、フォトウェディングの撮影経験が豊富さ、写真の雰囲気、技術、コミュニケーションの取りやすさなど、さまざまな要素を考慮する必要があります。

写真スタジオを利用する場合は、専属のカメラマンがいます。
スタジオの評判や口コミ、カメラマンのポートフォリオや経歴を参考に検討します。
撮ってもらいたいカメラマンが見つかったら、指名ができるかスタジオに問い合わせをしましょう。

自分で探す場合は、出張撮影の専用のサイト(Photorait、fotowaなど)やSNSではハッシュダグ(#ブライダルカメラマンなど)で検索すると見つけることができます。
カメラマンによって得意なジャンルは違うため、フォトウェディングに特化した人を見つけましょう。
ポートフォリオやプロフィールを確認したうえで、直接問い合わせましょう。

どちらの場合も、カメラマンとの相性も大切です。
コミュニケーションがとりやすいと、こちらの希望が伝えやすく、意見の交換もスムーズでストレスがありません。
メールや電話で問い合わせた時に、話し方や返信の仕方を確認しましょう。

フォトウェディング当日は撮影中のデータ確認を何度か行う

フォトウェディングを満足のいく仕上がりにするために、当日は撮影中にも定期的にデータ確認を行いましょう。

撮影中にデータ確認を行うことで、撮影前に打ち合わせしていたイメージが表現されているか、実際にポーズがどのように写っているのかを確認できます。
イメージと違っていたり、気になる点があったりした場合は、必要な調整がその場でできるというメリットがあるのです。

ただし撮影中のデータ確認については、スタジオやカメラマンによって対応は異なります。事前に確認したうえで、当日はカメラマンや撮影の進行の邪魔にならないように協力しましょう。

個性を出すために小物やDIYを用意する

「自分たちらしいウェディングフォトにしたい」「誰ともかぶらない演出がしたい」という方は小物やDIYを使ってオリジナリティあふれる写真にしましょう。

定番の結婚指輪はもちろん、お互いへのはじめてのプレゼントや子供の頃の写真もおすすめです。
また、お二人の共通の趣味のアイテムや、二人で一緒にDIYをしたものなどを利用すれば、誰とも被らない二人だけの世界観が演出できます。
小物類を上手に取り入れることで、ポーズのバリエーションも増え、表現の幅がひろがります。

ウェルカムドールでお気に入りのぬいぐるみと一緒に撮影する

近年、フォトウェディングで使われる小物として人気があるのが、ウェルカムドールです。ウェルカムドールとは結婚式会場の入り口や受付に置かれ、ゲストをお出迎えするぬいぐるみや人形のこと。
結婚式の象徴であるウェルカムドールと一緒に撮影することで、お二人の幸せに包まれた雰囲気が演出できます。ぬいぐるみのフワフワ感が、写真を柔らかくあたたかい仕上がりにしてくれます。

中には、オーダーメイドで新郎新婦とおそろいのドレスを作り、お二人の好きなぬいぐるみに着せることができるサービスがあります。
ドレスを着せるぬいぐるみは、定番のダッフィー&シェリーメイ、子孫繁栄の象徴「ウサギのぬいぐるみ」など、好きなぬいぐるみや布製のトルソーも選べるのがポイント。

ウェルカムドールとおそろいのドレス姿の二人の写真はSNS映え間違いなし。
友人や家族からたくさんの「いいね!」と祝福のメッセージが届くはずです。
詳しい情報はスモールハピネスのウェルカムドールをご覧ください。

フォトウェディングの衣装・ヘアメイクにおける注意点

フォトウェディングの写真は、結婚報告や年賀状で使用することも多く、多くの人の目に触れます。
美しい写真に仕上げるためにも、衣装やヘアメイクの注意点を参考に、事前準備をしっかりしておきましょう。

衣装の選択肢がどのくらいあるのか確認する

衣装選びは、ウェディング準備の中でも特別な瞬間。
妥協せず、お気に入りの衣装で写真が撮れるよう、どれくらいの衣装が用意されているのか確認しましょう。

ウェディングドレスは、シルエットやデザインが豊富なため、選択肢が多い方が良いでしょう。
カラードレスや和装も同様です。
特に、カラードレスや和装は、選択肢が少ない場合があるので注意が必要です。
サイズ展開も充実しているか確認しましょう。

ドレスは、カタログで見るのと実際に着てみるのでは印象が大きく変わります。
後悔のないよう、必ず試着をして、自分にぴったりの一着を選びましょう。
また、着たい衣装がすでにある場合は、持ち込みができるかどうかも確認しておきましょう。
スタジオによっては、持ち込み料がかかる場合があるため事前に確認が必要です。

お気に入りのドレスが見つかったら、それを中心に撮影テーマを決める方法もおすすめです。

希望のカットやヘアメイクの指示書を作る

仕上げてもらったヘアメイクや、提案されたカットが自分の好みとあわない場合もあります。
そうならないためにも、希望のカットやヘアメイクを適切に伝えられる「指示書」を作りましょう。

言葉だけでは、人によって浮かぶイメージが違うことがあります。
したがって写真を使った指示書があれば、イメージの共有がスムーズで、相手にも伝わりやすくなります。

指示書の作り方は、希望のヘアスタイルやカットをインターネット等で探したものを複数枚用意します。
細かいポイントは文章で追加しておきましょう。
ヘアスタイルの場合は、後ろ姿だけではなく正面や横からみたスタイルも用意することをおすすめします。
一方で、したくないヘアスタイルやカットも用意することで、より好みのイメージがはっきりと伝わります。

指示書は当日に渡すのではなく、事前に送付し打ち合わせしておくのがスムーズです。

また指示書の書き方がわからない時は、SNSでハッシュタグ(#ヘアメイク指示書)で検索すると、たくさんの人の指示書が出てきますので、それらを参考にして作成してください。

フォトウェディングのロケーションにおける注意点

開放感にあふれ、さまざまなテーマを演出できるロケーション撮影。背景となるロケーションによって、写真全体の雰囲気が大きく変わります。
後悔のないロケーション選びをするために、以下のポイントに注意しましょう。

天気が悪くても問題ないか?

選んだ場所の天候が曇りや雨でも、撮影に影響はないか検討しましょう。

特に海岸など、野外で撮影する場合には注意が必要です。
ロケーション撮影は、曇りでも撮影がおこなわれます。
晴れている日は太陽の光があたり、明るく素敵な場所も、曇りの場合の映りはどうなるのか?
また雨や悪天候になった場合は、どのような対応になるのか事前に確認しておくことが大切です。

悪天候による延期など、天候の変化によって予定が変更になる場合も。
そんな場合でも、チャペルやホテル、屋内庭園など天候の影響をうけずにロケーション撮影ができる場所もあります。
理想のイメージに近く、天候に左右されない場所で撮影を行うこともあわせて検討しておきましょう。

【最後に】本当に結婚式なしで後悔しない?

結婚式とフォトウェディングはどちらを選んでも、一生の思い出に残る素敵なセレモニーです。
結婚式を挙げずにフォトウェディングだけで満足できるか、最後にもう一度自分の心に向き合うことが大切です。

費用が安くなるという理由だけでフォトウェディングに決めてしまうと「家族や友人に晴れ姿をみせたかった」「チャペルのバージンロードを歩きたかった」など、後からもやもやとした気持ちになるかもしれません。

フォトウェディングのプランによっては、家族と一緒に撮影できたり、家族や友人との会食ができたりと、大切な人たちと特別な時間をすごせるものがあります。
また撮影場所によっては、チャペルで挙式シーンを再現できるものも。

一生に一度のイベントなので、パートナーとしっかりと話し合い、自分たちの価値観やライフスタイルにあった結婚式を選びましょう。

まとめ

本記事ではフォトウェディングを検討している方に、事前に確認しておきたい注意点を紹介しました。
フォトウェディングは、二人の誓いを写真に残す、特別なイベント。
「やってよかった!」と心から思えるフォトウェディングを行うには、事前準備がなにより大切です。
この記事でご紹介した注意点を参考に、自分たちだけのオリジナルなフォトウェディングを作り上げてくださいね。

この記事のまとめ

  • プラン内容の詳細を確認し、予算内に収めるため優先順位を決める
  • どんな雰囲気で撮りたいのか写真で伝える
  • 理想の写真を撮ってくれるカメラマンを選んで指名する
  • 小物やDIYを使い、オリジナリティを出す
  • ヘアメイクでは希望の指示書を作る
  • ロケーション撮影では天候が悪くても問題ないか確認する