不要になった制服の正しい処分方法と有効活用するためのコツを解説!

卒業後に思い出のたくさん詰まった制服を捨てられない。なんて方も多いのではないでしょうか。特に卒業後は着用する機会もなく、どうしたらいいかわからないですよね。
 
この本記事では、学生時代に着用していた思い出深い制服の正しい処分方法と意外と知られていない有効活用するコツを詳しく解説していきます。
 
着なくなった制服をどうすべきかお困りの方の参考になれば幸いです。

制服は処分すべき?メリットとデメリット

着る機会のない学生時代の制服は、処分することが可能ですが、せっかく思い出がたくさん詰まった品のため、できることならば有効活用することをおすすめします。
 
仮に処分するとしても処分方法にはいくつか注意すべき点があるため、処分方法は後ほど詳しく解説します。こちらの章では、処分時のメリットやデメリットを解説していきます。

制服は処分するメリット

不要になった制服を処分することで、いくつかのメリットがあり、処分するメリットを解説します。着なくなった制服を処分するメリットは、収納スペースの確保などが一般的かと思います。

収納スペースの確保

制服は学校にいく際に必ず着用するため、複数着持たれているケースがほとんどだと思います。一着でさえそれなりの収納スペースが必要なため、複数着となるとさらに多くのスペースが奪われることになります。
 
また、学校の方針などによって大きく異なりますが、夏・冬用とそれぞれの制服を持たなければならないことも少なくなく、夏・冬用それぞれ最低でも2セット程度の収納場所が必要になります。
 
しかし制服を処分できれば収納スペースの確保ができるだけでなく、制服以外の好きな洋服を新たに買い足し、その空いたスペースに収納することができます。

制服は処分するデメリット

着なくなった制服を処分する場合のデメリットとして、正しく処分しないと個人が特定されてしまう可能性があることです。制服は個人を特定することが可能な校章や名札などの刺繍が必ずあるため、個人を特定され、危険が及ぶ可能性があります。そのため、処分の仕方には特に要注意です。

着なくなった制服の正しい処分の仕方と注意点

結論からお伝えしますと、制服自体の処分は難しくなく、ほとんどの場合は可燃ゴミと一緒に捨てていただいても問題はありません。ただし、自治体ごとの個別のルールを設けているケースもあり、処分する前に自治体のルールなどを確認しておくと良いでしょう。
 
また、環境面や製造コストなどの面からリサイクル自体を推進している自治体の場合だと制服を古布類と一緒に回収してくれます。
 
ここでは制服を処分する場合の処分前の準備と注意点について、解説します。

制服は可燃ゴミとしても出せる

制服は、古くなり劣化が進んでいるとリサイクルが困難になる場合があります。そういった場合でも、制服は可燃ゴミとしてまとめて処分する事もできるので安心してください。
 
近くのゴミ捨て場に捨てられるか不安な方は、自治体が運営するグリーンセンターなどの施設に直接持ち込むことも検討してみてはいかがでしょうか。
 
焼却炉で燃やしてしまうのも、個人情報を守るなどの観点でも非常におすすめです。
 
しかし、直接施設などに持ち込む場合は、ゴミの総重量などをもとに別途料金がかかる場合がほとんどのため、事前に確認した上で持ち込むようにしましょう。また、 可燃物として処分するためには、地域ごとの分別ルールに従うようにしましょう。

制服のボタンは外す

制服の種類によっては、金属ボタンが使用されている場合があります。そのため、制服は可燃ごみとしてはそのまま出せないことも多く、可燃ごみとして出したい場合は必ず分別を行いましょう
 
また、ズボンやスカートなどのチャックなどは可燃ごみとしては処分できないため、事前に分別するよう注意しましょう。制服が資源回収に出せるような状態であれば、可燃ごみとしての処理は必要でないため、可燃ごみで分別していたパーツは付属しても問題ないです。

刺繍ネームなどは切り取る

昨今だと、SNSの時代と言われているため、特に注意が必要なのが、個人情報になりうるものの取り扱いです。
 
可燃ごみとして袋にまとめて捨てた場合、知らない誰かがゴミを漁る中で制服を見つけ、持ち帰ってしまう可能性もあるでしょう。
 
私たちがゴミだと思って捨てたものであっても、使用された制服は実はニッチな界隈での需要が高く、ネットなどで高額取引されていて、個人を特定されるなんてことも起こりうるため、特に注意しましょう。
 
具体的にお伝えしますと、制服についている刺繍や校章など、個人が特定されやすい可能性のあるものは原則、残さない方が良いです。例えば、ハサミなどで制服を細かく切り刻み、取引が困難な状態にしておくなどもおすすめです。
 
ただ、制服が資源回収に出せるような状態であれば、刺繍やネームを特別切り取る必要などは必要ないです。

制服は処分以外に有効活用できる?

制服は学生時代の思い出と共に大事にしてきたものでもあるため、捨てたり、お金を払って処分をしたりするのはなんだか勿体無いと感じることがあるかと思います。しかし、クローゼットやタンスに片付けたとしても後々不要になる可能性もあります。
そこで今回は不要な制服を処分する以外の活用方法をご紹介します。

買取業者に売却して現金化

制服を買取業者に売却しても本当に大丈夫?であったり、本当に売れるの?なんて思いますよね。
 
制服を新品で購入すると約7〜10万円の費用がかかり、地味に高いため、中古品でも問題ない!なんて思う家庭は多いです。
 
そのため、制服は中古品として、高く買い取ってくれる業者も増えてきています。
 
処分などと比較し、お金が直接もらえるかもらえないかは大きな違いです。
 
また買取業者の上手い口車に乗せられ、知識がないゆえに安い金額で買取をされてしまったり、制服として着用し学校に着ていく目的以外で制服が使用されてしまったりなんてことも少なくないわけです。 本来の目的以外で利用されることを避けるために、制服を買取業者に売ろうと考えているのであれば、売る相手(店舗)選びは慎重に行いましょう。

フリマアプリには出品しない

フリマアプリなどの規約違反になるケースがあり、注意が必要です。
 
また、本来の正しい目的で使用されない可能性があることも注意すべき点であると言えるので、いかなる場合であっても着なくなった制服などはフリマアプリなどの個人間取引をメインとした場所には出品しない方が安全です。

再活用してくれる団体へ寄付

日本の学生服は海外に比べても完成度が非常に高く、長い間着用することができます。卒業後は着用する機会もないため、買取業者に売ったり、処分したりするよりも大切にしてくれる方に使っていただく方が良いですよね。

寄付することができる団体

寄付することができる団体は地域によって多少変わりますが、大きく分けて以下の4団体です。
  • 社会福祉協議会や教育委員会やなど
  • ボランティア団体
  • 母校
  • NPO法人が運営している制服バンク
様々な団体が制服の寄付を受け付けていて、制服以外にも学校で使用していたものなどの寄付も含め、学校用品の購入が難しいご家庭などに提供しています。

思い出として残るようにミニチュア化する

捨てるには勿体無いし、思い出の詰まった大切な制服をどうにか持っておきたいなんて思っている方も多いのではないでしょうか。しかし、クローゼットなどにしまっておくにはスペースが勿体無いと思いますよね。
 
そんな時は、実際に着用していた学校制服の生地を使って、大切にしているぬいぐるみの専用衣装にリメイクができます。この方法なら、制服に詰まったおもいでを別の「カタチ」として残しておけるだけでなく、収納場所にも困らないというメリットがありますよね。

ぬいぐるみサイズ

思い出の詰まった制服を全て手作業で職人が心を込めて大切にしている(していた)ぬいぐるみサイズにリメイクできます。
完成時には用意したぬいぐるみが着用できるほどのミニチュアサイズに。
 
また、自身が大切にしているぬいぐるみに着用することもでき、たくさんの思い出の詰まった制服を大切なぬいぐるみに着せられるなんて素敵ですよね。

オリジナルトルソーサイズ

ぬいぐるみに着用させるリメイクとは異なり、より制服の形状を表現しやすい「オリジナル木製トルソー」と綿を入れた肉厚な「オリジナル布製トルソー」の2種類から選ぶことができます。
 
特徴的なのが、どちらを選択してもぬいぐるみに着用させるリメイクよりも人間に限りなく近いシルエットの再現できますので、実際に着用していた制服のミニチュア版として思い出を残すこともできます。

『ミニハンガー』サイズ

着用していた制服を可愛らしいミニハンガーサイズにリメイクすることもでき、仕上がりのサイズは約30〜35cm程度です。

思い出の詰まった制服をスモールハピネスでリメイク

思い出がたくさん詰まっていて、なかなか捨てられない学校制服やユニフォームなど様々な衣装の思い出をスモールハピネスは、「カタチ」にして記念に残るように、との思いから制服リメイクというサービスをご用意しています。
 
思い出の詰まった制服をお好みのぬいぐるみ用衣装にリメイクいたします。当店のリメイクは高い技術を持った職人が1着1着心をこめて、制服に詰まったおもいでが「カタチ」になるようにリメイクするのが特徴。
スモールハピネスの『制服リメイク』はこちらのページでも詳しくご紹介していますので、ぜひご覧になってみてください。

まとめ

制服の処分方法、処分するメリット・デメリットやその他の活用方法について解説してきました。再利用という形で制服を処分すれば、ゴミとして処分するよりも誰かの役に立てるのでおすすめです。
 
この記事のまとめ
  • 着なくなった制服は可燃ごみとして処分できる
  • 制服を処分することは容易だが、処分時には個人が特定されない状態にしておく
  • 着なくなった制服をフリマアプリなどには出品しない
  • 着なくなった制服を有効活用する方法はいくつもあるが、中でもリメイクがおすすめ
着なくなった制服をお持ちであれば、処分ではなく、リメイクして思い出を「カタチ」に残してみてはいかがでしょうか。